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日文99(一)(26)



 いや、薄着の智华など日常的に见惯れたものだ。それなのに、この状况で勃起してしまっているのは自分でも理由が分からず、総太郎は焦燥感と困惑で心臓が激しく鼓动を刻んでしまっている。智华に対して勃起してしまうなど、どう申し开きしたものか见当もつかない。

 何も言うことができない総太郎に対して、智华はため息をついた。



「私、お父さんの娘なんだよ? なのに、えっちな気分になっておちんちん大きくしちゃってるの?」

「う、うぅ……」

「変态」



 恐ろしく冷たい目をしながら、総太郎に向かって吐き捨てた。

 今日まで慕ってくれていた娘が、これ以上ないほどの軽蔑の感情を向けてきている。総太郎は焦りと申し訳なさとで感情がぐちゃぐちゃになってしまっていた。

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(あ、谢らないと……)



 とにかく勃起を早く治めて、智华に谢らねばならない。だが、どうしたことか、総太郎のペニスは智华の「変态」という言叶を受けて、さらに大きくなってしまう。



「え……」



 智华もさすがに戸惑いをみせる。

 総太郎は呼吸が乱れ、体中が热くなってくるのを感じていた。実の娘に骂られたことで、女性への恐怖が呼び起こされたのだろう、心臓の鼓动が加速していたが、それが无意识のうちに性的兴奋と结びついていたのだ。総太郎に植えつけられた女性恐怖症の特徴だが、分かっていても本人にはどうしようもなかった。

 智华は薄く笑みを浮かべた。



「なんでどんどん大きくなっちゃってるの、これ」

「こ、これはその……违うんだ」
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「私、お父さんに怒ってみせてるつもりなんだけど。なのに兴奋しちゃってるんだ? へー、ふーん」



 もはや智华は総太郎の丑态を面白がってすらいるようだった。



「なるほどね、お父さんは本当に変态だったんだ。娘にえっちな目を向けるだけじゃなく、骂倒されて喜んじゃうだなんてね。お母さんがお父さんをいじめたくなる気持ち、ちょっと分かってきちゃった」



 ただでさえ若い顷の冴华にそっくりな顔をした智华だが、攻撃的な笑みを浮かべていると、余计に冴华のことを思い出してしまう。そうなると、総太郎はますます智华に対して恐れを覚え、自分の脚が震えてしまっているのが分かる。



(ど、どうして……智华のことを怖いと思っているのか、俺は)

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